BlazeBlaze CLIAPI キーを自前で用意する

API キーを自前で用意する

Blaze CLI は、自分で取得した API キー(OpenRouter / OpenAI など)を使って LLM を呼び出すこともできます。プロバイダ・モデル・課金を自分の API アカウントで完結させたい時に便利です。

設定は /model のウィザードから行うのが基本です。

設定の流れ

  1. 対話画面で /model を入力

  2. モデル一覧の下部にある 「+ 自分のAPIキーを使う…」 を選択

  3. プリセットから接続先を選ぶ

    • OpenRouter — Anthropic / OpenAI / Google など複数プロバイダをまとめて使える
    • OpenAI — OpenAI の API を直接使う
    • Ollama — ローカル PC で動かす LLM(詳しくは ローカル LLM の利用
    • Custom — OpenAI 互換の任意のエンドポイント
  4. フォームに入力

    • Nickname — 自分で識別するための名前(自由)。プリセットを選ぶと既定値が入ります
    • Base URL — プリセットを選んだ場合は自動入力されます。Custom の場合は接続先 URL を入力
    • API key — プロバイダから取得した API キー(Ollama では空欄でOK)
  5. Enter で送信すると、接続先からモデル一覧を自動取得します

  6. 使いたいモデルを選んで Enter で完了

設定後は /model 画面に「ルート」としてエンドポイントが追加され、いつでも切り替えられます。Blaze の純正ルート(サブスク)に戻すには、/model で「Blaze (サブスク)」を選び直してください。

例: OpenRouter で接続する

  1. OpenRouter で API キーを発行する: https://openrouter.ai/keys

  2. Blaze で /model → 「+ 自分のAPIキーを使う…」 → 「OpenRouter」

  3. フォーム入力

    • Nickname: openrouter(既定値のままで OK)
    • Base URL: https://openrouter.ai/api/v1/chat/completions(既定値のままで OK)
    • API key: 取得した OpenRouter のキー
  4. Enter → モデル一覧から好きなものを選択

例: OpenAI で接続する

  1. OpenAI で API キーを発行する: https://platform.openai.com/api-keys

  2. Blaze で /model → 「+ 自分のAPIキーを使う…」 → 「OpenAI」

  3. フォーム入力

    • Nickname: openai(既定値のままで OK)
    • Base URL: https://api.openai.com/v1/chat/completions(既定値のままで OK)
    • API key: 取得した OpenAI のキー
  4. Enter → モデル一覧から好きなものを選択

モデル一覧の操作

モデル選択画面では、文字を入力するとリアルタイムに絞り込みできます。

  • 文字入力 → モデル名で絞り込み
  • / → カーソル移動
  • Enter → 確定
  • Esc → キャンセル

リストが空だった場合や取得に失敗した場合は、モデル名を直接入力する画面に切り替わります。

API キーの保存場所

入力した API キーは、OS のセキュアストレージ(macOS は Keychain、Windows は Credential Manager)に暗号化して保存されます。設定ファイル(~/.blaze/config.json)には平文では書き込まれません。

接続を削除する

/model 画面でエンドポイントにカーソルを合わせて d キーで削除できます(接続情報のみ削除されます。API キーも一緒にセキュアストレージから消えます)。


上級者向け: config.json での詳細設定

ウィザードでの設定だけでは足りない場合、~/.blaze/config.jsonbyok_overrides セクションを直接編集して、provider の優先順や reasoning の深さなどを細かく制御できます。

ここから先は上級者向けです。一般的な利用ではウィザードだけで十分です。

設定ファイル

~/.blaze/config.json(環境別: production = .blaze, staging = .blaze-stg, development = .blaze-dev)。

最小構成:

{
  "$schema": "https://blaze.igness.ai/schema/config.json",
  "selected_byok_nickname": "openrouter",
  "byok_overrides": {
    "openrouter": {
      "provider": { "order": ["anthropic"], "allow_fallbacks": false },
      "reasoning": { "effort": "high" }
    }
  }
}

byok_overrides のキーは、ウィザードで設定した エンドポイントの nickname です。複数のエンドポイントを使い分けている場合は、それぞれに別の上書きを書けます。

設定できる項目

provider.order

provider の優先順を文字列の配列で指定します。例えば OpenRouter で Anthropic 経路を最優先にしたい場合:

{ "provider": { "order": ["anthropic", "openai"] } }

指定できる値は接続先 API が受け付けるものに依存します(OpenRouter なら anthropic / openai / together など)。

provider.allow_fallbacks

order に挙げた provider が使えない時に、それ以外の provider にフォールバックすることを許可するかどうか。

{ "provider": { "order": ["anthropic"], "allow_fallbacks": false } }

false にすると Anthropic 経路が使えない時はリクエストが失敗します。コスト・レイテンシ・モデル品質を厳密に固定したい時に使ってください。

reasoning.effort

reasoning に対応するモデル向けに、思考の深さを指定します。

{ "reasoning": { "effort": "high" } }

low / medium / high の 3 段階です。深くすると応答品質が上がる一方、応答時間とコストも増えます。

エディタでの補完

設定の先頭で $schema を指定すると、VS Code などのエディタで補完・検証が効きます。

{
  "$schema": "https://blaze.igness.ai/schema/config.json"
}
  • 許可されていないキー(typo など)には警告が出ます
  • reasoning.effort のように列挙値が決まっている項目はドロップダウンになります

反映タイミング

設定は Blaze 起動時 に読み込まれます。書き換えた後は、Blaze をいったん終了して再起動してください。

適用範囲

これらの上書きは BYOK ルートのリクエストにのみ 適用されます。Blaze の純正ルート(LLM Proxy 経由)には影響しません。