Blaze CLI v0.3.2 : アップデート情報(2026/05/20)

いつもBlazeをご利用頂き、ありがとうございます!


1. npm と Homebrew でインストールできるようになりました

これまでの curl / PowerShell 経由のインストーラに加え、お好みのパッケージマネージャーから Blaze CLI を導入できるようになりました。

新しい入れ方:

# npm
npm install -g @igness/blaze

# Homebrew (Apple Silicon Mac)
brew install igness-ai/tap/blaze

blaze update はインストール経路を自動判定し、Homebrew で入れた場合は brew upgrade blaze、npm で入れた場合は npm install -g @igness/blaze@latest を案内するように変わりました。これにより、パッケージマネージャーで入れたバイナリを誤って自己上書きして「もう brew が把握できない」状態になることを防ぎます。

詳しくは インストールアップデート をご覧ください。


2. /org に「接続解除」を追加しました

これまで Blaze から組織の接続を解除するには sf org logout をターミナルで直接叩く必要がありましたが、/org のリストから直接外せるようになりました。

使い方:

  • /org で組織一覧を開き、外したい接続済み組織にカーソルを合わせる

  • d キーを押すと確認バーが表示されます

  • Enter で実行、Esc または n でキャンセル

デフォルト組織を解除した場合は、設定上の default_org も自動でクリアされます。Salesforce 側の組織自体は消えません(あくまでローカルの接続情報だけが解除されます)。

詳しくは /org をご覧ください。


3. ライフサイクル hook を 4 種類に拡張しました

外部ツール(履歴記録ツール、通知、独自の自動化スクリプトなど)から Blaze CLI を拡張できる仕組みを大きく広げました。~/.blaze/settings.json に書いた任意のシェルコマンドを、以下のタイミングで自動的に呼び出せます。

  • SessionStart — Blaze のセッションが始まった直後
  • SessionEnd — セッションが終わった直後
  • PreCompact/compact で会話履歴を圧縮する直前
  • Stop — Blaze の応答が完了した直後(成功・エラー両方)

Claude Code の hooks 仕様に準拠した nested 形式で書けます。settings.json の例:

{
  "hooks": {
    "SessionStart": [
      {
        "hooks": [
          { "type": "command", "command": "echo session started >> ~/blaze.log" }
        ]
      }
    ]
  }
}

各 hook には session_id / cwd / hook_event_name などを含む JSON が標準入力経由で渡されます。詳しくは hooks をご覧ください。


4. BYOK で JSON による詳細設定が可能になりました

/model ウィザードから接続できる BYOK エンドポイント(OpenRouter / OpenAI 互換 / Ollama)について、~/.blaze/config.jsonbyok_overrides セクションに JSON を直接書くことで、より細かい制御ができるようになりました。

設定できる項目:

  • provider.order — リクエストで使う provider の優先順
  • provider.allow_fallbacks — 指定 provider 以外へのフォールバックを許可するか
  • reasoning.effortlow / medium / high (対応モデルのみ)

例(OpenRouter 経由で Anthropic 経路を固定 + reasoning を high にする):

{
  "selected_byok_nickname": "openrouter",
  "byok_overrides": {
    "openrouter": {
      "provider": { "order": ["anthropic"], "allow_fallbacks": false },
      "reasoning": { "effort": "high" }
    }
  }
}

JSON Schema を同梱しているため、$schema を指定すると VS Code 等のエディタで補完・検証が効きます。詳しくは API キーを自前で用意する の「上級者向け: config.json での詳細設定」をご覧ください。

なお、これらの上書きは BYOK ルートのみで適用され、Blaze の純正ルート(LLM Proxy 経由)には影響しません。


5. その他の改善

  • /model の選択肢が画面外に出た際にスクロールが追従せず、見えなくなる不具合を修正しました

  • 起動時の BYOK 設定の復号処理を改善し、 BYOK を使わない通常起動が大きく速くなりました

  • sfhistory 等の外部ツールが作るローカル状態を Blaze 内部から自動で git 管理外に倒すようにしました(誤コミット防止)

  • API キーを自前で用意するローカル LLM の利用 のヘルプ記事を整備しました。ウィザードの手順がより辿りやすくなっています